今日は、信州大学の学生が学内で、大学運営交付金の削減に反対し、大学予算拡充を求める署名を約500筆集めたということで、国会議員への要請行動に同行してきました。
「学費が払えず、退学寸前になった。1冊数千円もする教科書を何冊も変えず、単位を落としてしまい、留年もした」「月5万円の有利子奨学金を借りている。4年で240万円、利息は約60万円で300万円を返さないといけない。バイトをしようと思うが、ブラックバイトだったなどの友人の話を聞くとこわい」
具体的な学生たち自身の話には、これがある学生の悩みということではなくて社会全体の問題であるという説得力があったし、紹介議員になってほしいという願いには迫力もあった。
私も大学生のとき、同期入学の友人が大学をやめた。仕送りなし、生活費も全部自分で稼ぐと、両親と約束して大学に行かせてもらったのだという彼女は、割のいいアルバイトをしようと深夜バイトを重ね続け、授業中は寝てしまう、ついていけない、何のために大学に来たのかわからないと悩み、大学をやめる決断をした。私は、別の友人から退学したと聞き、一人で悩んでいたのではと、私も苦しい思いがした。
いまも、仕送りゼロという学生も多いらしい。むしろ増えていると思う。
貧困は連鎖するという。子どもの貧困は6人に1人、ひとり親世帯では半数以上といわれるいま、大学の学費値上げにつながる運営交付金の削減は問題外だし、給付制奨学金の創設などで学生を応援することこそしないといけない。
政党や議員によって、立場の違いがあることを知ったと学生も言っていたが、ではこの学生の実態にどうこたえるのか。それがすべての議員、政党に問われている。
学費値下げ、奨学金の充実へがんばりたいと決意を新たにしました!