活動日誌

初めての論戦の舞台 臨時国会開会

 初めての論戦の舞台となる臨時国会が始まりました。参議院本会議で安倍首相の所信表明演説や各党の代表質問も直接聞きました。
 私が驚いたのは、安倍首相の政治姿勢です。市田副委員長は代表質問で、安倍首相が参院選挙で憲法改定について一切語らなかったにもかかわらず、選挙が終わったら「政治の技術」で憲法を変えると発言したことをただしました。安倍首相は「参院選で、安保法制の意義について全国各地で訴え、改選議席の過半数を与党が大幅に上回る勝利を得ることができました」と何度も答弁しました。選挙戦で訴えたという事実がない上に、議席の多数を得れば何をしても許されると言わんばかりの答弁に、政治を変えるには、安倍政権を倒すしかないのだと痛感しました。
 私の所属する環境委員会は、日本のパリ協定批准をめぐって慌ただしくなっています。米国、中国、インドに続き、EU欧州議会が4日に批准を承認し、11月上旬にも発効する見通しです。
 国会では慌てて批准しようとしていますが、そもそも自公政権が批准を後回しにしてきた姿勢が問題です。そのことは棚に上げ、パリ協定の中身を十分議論することもなく批准に走る。しかも衆議院でのTPP審議を優先したいがために、参議院から審議を始めようという党略的な姿勢は許されません。パリ協定の中身は環境委員会に深くかかわります。参議院での今後の論戦に心して臨みたいと思います。