活動日誌

長野リンゴ被害聞き取り

長野のリンゴに、春の遅霜、夏の台風、11月下旬の低温による凍害と、深刻な被害が出ています。武田良介参院議員は、特に被害の大きい中信地域の安曇野市で、被害農家とJA方から被害の実態や要望を聞きました。長野県農民連が主催。両角、和田の両県議、井出市議も参加。

JAあづみからは、傷ついたリンゴは廃棄するか、加工に回さざるを得ず、リンゴの収穫が計画の55%、昨年比の65%、贈答用など に使われる上位等級が1割に満たなかったと「甚大な被害」が報告。農家からは「ほぼすべてを廃棄せざるを得なかった」「加工にまわして収量は7割。収入は半分」「自分のところだけと思っていたが、こんなに被害がでているとは」「異常気象。これまでの経験でないこと」「生産意欲がなくなり、若い人が離れていく」と深刻な実態が。また、こうした災害の被害を補償する共済の掛け金がこれまで以上に高くなり、使うとさらに高くなる「ペナルティー」の問題も指摘。行政の被害実態の把握がJAまかせになっている問題。JAの共済が中信単位から、全県単位に移行され、「細かな対応ができなくなるのでは」と言った心配の声も出されました。「凍害の際、『気温が上がるまで収穫を控えるよう』にと言った技術指導もなかった」との声も。

農民連としては、今後農家の資金繰りなどもたいへんなることが予想されることから、「農家の方からの相談をうける窓口」として、農家の方に働きかけを。安曇野市やJAは取り組みを強めていますが、各議員と一体に「県、国に要請を」と確認しました。(スタッフ)