長野県北部の大雪によるブドウなど果樹の被害、道路の除雪について、武田良介参院議員は、農水省、国交省から説明を聞き、前日の現地調査にもとづく現状や現地の要望を伝えました。藤野保文衆院議員秘書も参加。
果樹等の災害被害の補償では、農家が加入する果樹共済、園芸施設共済があります。しかし、果樹共済は加入率が低いのが実情です。また、今回の雪害ではブドウとともに、ブドウを支える「ブドウ棚」に大きな被害が出ています。ブドウの木は果樹共済、ビニールハウスは施設共済の対象となりますが、ブドウ棚は、両共済の対象外で、災害があっても補償する手立てがありません。3年前の雪害では、全国的で大規模であったため、別途、農作物や施設などブドウ棚も含めた「支援事業」が「発動」されましたが、今回の雪害では「発動」の予定はありません。武田議員は被害の実態に即した支援を求めました。
また、武田議員は果樹共済など柔軟な運用を要請。農水省からは「樹体の植え替えは、被害が多くの場所であれば、同品種で行うなど、弾力運用も可能」「ハウスの建て替えについては、3年前の補助を受けたところでも可能だし、災害起因の廃業ならば3年前のハウスの補助の返還は求めない」など回答がありました。(スタッフ)