市が縮小案を提案している岐阜県中津川市の坂下病院を武田良介参院議員が訪れ、病院側から説明を受け、周辺住民や利用者の方から意見を聞きました。
坂下病院は、周辺の旧坂下町のみならず、県を超えた長野県南木曽町や大桑村などにとっても、なくてはならない医療機関となっています。中津川市は、財政難や医師不足を理由に、廃止、診療所化を含む坂下病院の縮小案を検討。合併により、旧中津川市内の「市民病院」と、１自治体に２つの公立病院となったことから、統合再編を進めるとしてきました。市長は昨年１２月末に、入院は療養病床のみを残すなどとする「方針」を示し、周辺住民が「一般病床も存続を」と、署名活動などを展開しています。
懇談で病院側は「厚労省の示した地域医療構想の病床削減は、県議会で共産党が質問するまでは、義務付けだと思っていた」「医師不足の影響が大きく、財政をさらに悪化させている」「新専門医制度がこのまま導入されれば、さらに医師不足が深刻化する」と述べました。院長先生にもご挨拶しました。
地域住民の方との懇談には、急な呼びかけにもかかわらず、５０人ほどの方々が参加。「命の砦を守ってほしい」「老人は死ねということか」「若者は住むなということか」と、切実な声が寄せられました。武田議員は「皆さんの声を届け、地域医療をどう守るか、国の責任の大元に迫ります」「金が大変だからでなく、命まもるへ。皆さんとともに政治変えます」とあいさつしました（スタッフ）。
