長野県大鹿村に、リニア中央新幹線の現地視察で行ってきました。
本村伸子、清水ただし両衆院議員、山添拓参院議員、
小林伸陽県会議員、北島千良穂大鹿村議はじめ、地元のみなさんにお世話になりました。
リニア中央新幹線を巡って、JR東海は、南アルプスを貫通するトンネル工事を始めようと、
大鹿村の除山(のぞきやま)非常口で工事に着手。(しかし、これはトンネルを掘るための準備の工事です)
一方で、地元のみなさんには十分な説明もなく、不安や疑問、怒りの声が上がっています。
人口約1000人の大鹿村に、工事用ダンプが1日1350台も走行する。
これだけの大型車が走るので、騒音、振動、粉塵、渋滞など生活への影響は深刻です。
「飯田市や松川町へ出る事実上1本の生活道路の改修は終わっていない」
「残土はどこに持っていくのか決まっていない」
にも関わらず、工事を開始するJR東海。
残土置場の安全性はどうか。
保安林の指定解除はどうなっているのか。
環境アセスの手続きはどうか。
お話を聞けば聞くほど、強引な工事を行っている実態が明らかになっていきます。
そもそも、南アルプスを横切る長大なトンネルをあけるということに疑問を持つ方は多いでしょう。
トンネルの上には、南アルプス国立公園もあります。地下水の流れが変わり、環境の変化も心配されます。
また、当然活断層も横切りますので、東南海地震なども心配されるなか、今一度立ち止まる必要があるのではないか…。
3兆円の財政投融資までして行う巨大プロジェクト。JR東海が行うものと政府はいうが、政府の責任は当然ある。
少なくとも、国民への説明と納得のない工事は許されません。
「工事を初めて、もう作られるのだから、反対運動は諦めろ、ということか」という声をよく聞きます。
国民の疑問を封殺するような姿勢は許されません。
今回の調査でも、いくつも新たな疑問点が示されました。
引き続き、みなさんと力を合わせて取り組んでいきます。