「勉強ってなに?憲法ってなに?」をテーマにした前川喜平さんと学びあう会実行委員会主催の講演会が長野市で開催されました。子どもたちと語り合うことを大切にした講演会でしたので、「理科や歴史はなぜ勉強しないといけないの?」「小学校と中学校はなぜ分かれているの?」といった質問が小学生から出され、前川喜平文部科学省前事務次官が答えます。
保護者を含めた会場からの質問では、名古屋市立中学校で行った授業について文科省が問いただしていた問題についての見解も求められ、前川氏は、「メールは“威嚇効果”を期待した不当な支配に当たるのではないか」「政治と教育現場の間にある教育行政は、不当な支配から教育現場を守るべきであって、手を貸してはならない」と述べました。「公文書は改ざんしていいのか」との質問も。「もちろん、いけません」「財務省は、不正に不正を重ねてしまっている」。
鋭い質問は、子どもたちからも。授業で三権分立を習ったという小学校6年生は、「いまの日本は三権分立されているのですか?」と質問、会場からは歓声と拍手が起こりました。前川氏は、「行政府の力が大きくなりすぎないように、国権の最高機関としての国会の役割がとりわけ大事」と答え、三権分立の重要性を強調されました。
安倍政権の毒が行政全体に回っている状況が、小学生の目にも明らかになっています。国民世論で安倍政権を包囲し、疑惑の真相究明、内閣総辞職を求めていきます。