日中韓首脳会談が東京で行われるなか、EU議会議員の皆さんも来日。今年で40年を迎える日本・EU議員会議に、笠井あきら衆院議員とともに参加しました。
今日は、日本とEUの政治・経済(EPAやSPAなど)・社会情勢などについて議論。
私は、日本の「働き方」改革と憲法について発言。「働き方」改革には裁量労働の拡大や労働時間規制をはずす高度プロフェッショナル制度などが盛り込まれていること。すでに一部適用されている裁量労働が残業代不払い、過労死の温床となっていることを覆い隠すためにデータねつ造まで起こったことを紹介。
すると、デンマークのクリステル・シャルデモウズ議員から、私の発言に答える形で「EUでは労働者の移動を可能にするも、労働者の権利を守ることを大切にしてきた」「同一賃金を実現してきた。男女や国による差別をなくす法整備が大切」との発言がありました。もちろん日本の法整備は日本がするのだが、EUも参考にしてほしいとの発言がされました。ありがとうございました
憲法について、どんな世論調査でも安倍政権のもとでの改憲に6割前後が反対していること、憲法に書き込まれる自衛隊は集団的自衛権を行使するものとなること、対話による平和外交官など、外交戦略を持つことこそ大切と考えていることを発言。
「日本の憲法については、日本国民が決めることだが、その議論を注目している」との発言はどなたも共通して話されました。
明日も、外交問題などをテーマに議論がされます。大いに学び合いたいと思います。
赤旗記事→「EPA・安全保障など意見交換/日EU議員会議 笠井・武田両氏が発言」