活動日誌

政府と東電追い詰めた県知事選、県議補選を確信に

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新潟県知事選と県議補欠選挙は、市民と野党の共闘候補が、勝利こそできなかったものの、自民党・公明党に支えられ、政権丸抱えの相手候補に対しても、勝利を勝ち取ることができる力を持っていることが示されました。
私は3度、新潟県に入りました。最終日は上越市へ。自由に訴えられる団体カーの弁士でしたので、「1日で50回以上演説をする」と乗務員のみなさんと目標を設定、最終的に37回の演説を行いました。
市民の反応は大変強いものがありました。どこでも、手を振って激励をいただける方がいらっしゃいます。夜7時過ぎ、知事候補者でも、県議候補でもないし、暗くなって宣伝カーもよく見えないなか、家の窓が開き「絶対勝ってください!」「応援します!」と激励されました。
こうした背景には、新潟のみなさんの東京電力への不信、柏崎刈羽原発の安全への疑念が強いことがあります。歴史的にもデータのねつ造を行っていた東京電力。最近でも、「液状化現象が発生すれば、フィルターベント装置が機能しない可能性がある」ことを東京電力は承知していたにもかかわらず、適合審査が合格した後でそのことを発表。言い訳と安全であることを主張するテレビCMを連打して、東京電力は批判を浴びていました。
当選した花角氏は、当選後「自分の任期中には再稼動はしない」と発言するところまで追い込まれています。もちろん、政府のエネルギー基本計画を土台とした原発再稼動推進の政策と、それと歩調を合わせた東京電力のなりふり構わぬ圧力が強まることは必死です。しかし、そんな彼らを追い詰める県知事選、県議補選を展開できたのは住民の怒りの運動だったことを私たちは確信にしなければなりません。

4中総では、来年の参議院選挙を130%の党建設をすすめてたたかうことを確認しました。新潟でも経験した市民と野党の共闘。また原発再稼動反対の運動でつながったみなさんの間に、党をつくっていくことも、その大切な力になると考えます。
日本共産党を大きくして、政治を変えて、希望の持てる社会をつくるために、頑張る決意です。

(『民主長野』6月号に掲載)