活動日誌

山小屋、山岳救助、自然保護など多くの課題で勤労者山岳連盟と懇談

「山小屋に営業物資、生活物資が届かなくなる」ーー荷あげヘリを飛ばすことができない事態をどうにかしてほしいと、私の元に寄せられた声から、本日、日本勤労者山岳連盟の川嶋高志事務局長と懇談させていただきました。
これまで山岳救助ヘリ事故についての聞き取りやパイロット養成のむずかしさについて取り組んだことはありましたが、荷上げヘリについてや山小屋の経営、あるいは避難小屋などについてまとまってお話を聞くのは初めてでした。たいへん勉強になりました。

日本の山岳は所によって様々な特徴があり豊かな自然がある。それだけに山小屋や避難小屋のあり方、地元の方の維持管理にも違いがあり、それぞれの魅力に合わせて登山者への魅力の発信、あるいはキャンプ、クライミングなどの魅力の発信などのお話をお聞きしました。山小屋の経営と環境保全、豊かな自然と山岳救助のあり方などです。

コロナによって登山客が減っているという課題もあります。
それらの問題も、すべては関連した登山文化、国立公園の持続可能性の問題であるというお話に、考察の深さを感じます。

当面、国会で取り組むことを考えれば、山小屋への登山客と自然環境保全、日本の豊かな自然と山岳救助などの課題を、地元山岳会の方々や環境団体、学識者などのみなさんとの議論を大切しながら、行政上の整理もしていくこと。持続可能な登山文化、国立公園のあり方を目指したいと思います。