活動日誌

北陸新幹線、リニア新幹線で情報公開・再検証を求める―国交委で質疑

 12月1日、参院国土交通委員会で2回質疑に立ちました。
1つは法案に関わり、北陸新幹線加賀トンネルに関する情報公開せよ。
2つはリニア新幹線はコロナ後の社会において再検証すべき。
 
北陸新幹線については、「事実関係の確認、検証が終わるまでは情報が独り歩きしないようにするため、情報を出さない」ことを趣旨とする答弁。「事実関係を把握するためにも情報公開が必要だ」と重ねて求めました。
 
リニアには、3兆円もの財政投融資がされており、「テレワークなどかつての需要予測だけでなく、償還確実性が再検証されるべきだ」と追及。大臣は「私は楽観的」と述べ需要を起こしていくと述べましたが、償還確実性の再検証は否定できませんでした。だったら需要予測をやり直すべきだと、引き続き求めていきます。
 
そして、「リニアによる影響を懸念しているのは静岡だけではない」と、長野県南木曽町の事例を紹介しました。南木曽町は、JR 東海、鉄道運輸機構、長野県と4者で「確認事項」文書を交わしており、「発生土置き場(仮置き場含む)が確保した後にトンネル(斜坑含む)掘削を行う」としており、まだ確保出来てませんから、南木曽町では掘削は認められていないのが現状です。
「発生残土置き場は、新たな候補地が出てくる度に安全性や工事車両による騒音、粉塵など生活環境への懸念が生まれる。住民の理解、納得なく工事をすすめることがあってはならない」と重ねて強調しました。住民のみなさんの運動と連帯して、リニアストップへ頑張ります。