国土交通委員会で、自動車損害賠償保障法案の審議。
交通事故被害者の方への支援を行う財源が焦点。
車に乗る方が払う保険料が原資ですが、「国の財政状況が厳しい」と、
1994年、1995年に合わせて1兆1200億円を、一般会計へ繰入。
当然、速やかに返すべきものですが、いまだに約6000億円が返ってきていません
今回の法案は、その繰戻の目処はないまま、新たな賦課金を自動車に乗る方に求めるもの。
その財源を確保して行われる被害者支援、事故防止の取り組みは重要。しかし、責任を曖昧にして新たな負担を自動車ユーザーに課すことは許されないと反対しました。
質疑では、各委員が「完済の期限を明確にせよ」と迫りました。
しかし、答弁は、国土交通大臣と財務大臣が6回交わした「合意文書」の中身を繰り返すばかり。
「それが何度も踏みにじられてきた。同じ文言を繰り返し答弁しても、繰り戻しされる保障にはならない」と質しました。
一気に気温が上がってきた今日この頃。
国会へ向かう道にも花がいっぱい。