戦争法案の審議が参議院でスタート。市田忠義副委員長の本会議での質問は、10分間のなかにいくつもの鋭い指摘、戦争法案の問題点を明らかにする内容が含まれており、学ばされた。どうやって準備しているのだろう…。今後の宣伝に生かさないといけない。
国民運動で感じるのは、運動の全世代的ひろがりです。SEALD`sはじめ青年・学生や女性のレッドアクション、これまでデモなどされなかった地方の町でも100人、200人くらいのデモが起こっている。
また、それが時間的にもつながっていると感じた。三重の若者の集会デモでは、学生がスピーチした。「安倍政権はどう見てもおかしいでしょ!憲法違反だ」と怒りの訴え。そのあと、60代くらいの男性がスピーチ、「いま話したのは私の教え子です」というのでビックリ。おそらく先生は、平和教育に力を入れて来られたのだろう。戦後70年の歩みが、いまの戦争法案反対の運動に結実していると思った。
強行採決された直後には、藤野保史衆議院議員が長野県の佐久市、長野市に駆け付けてくださり、いっしょに街頭から抗議の宣伝を行いました。
藤野さんは戦争法案の違憲性や安倍政権の論理はすでに破たんしていることとともに、廃案への展望として、「この夏、沖縄では、仲井真前知事の辺野古埋め立て承認には問題があると指摘され、8月にも承認取り消しとなること。TPPは最終合意といわれ、農協はじめ多くの方の反対の声が上がること。川内原発再稼働が狙われているが、鹿児島はじめ各地で反対の声が上がっていること。これらの運動がすべて合流して安倍政権を追い詰めていく」ことを話されました。
なるほど、この夏はたたかいがいのある国民運動がすべて合流し、日本の政治を大きく変える転換点となることは間違いないと確信しました。
松本市での演説では、戦争法案への怒りは顕著でした。1カ所目で「安倍さん、戦争するっていうじゃない!」と声をかけられ、次は「私は千葉の9条の会で活動しています」と声をかけられ、その次は「私は無言館で『安倍政治を許さない』を掲げます」、「共産党がしっかりしないと!」などと言われました。戦争法案反対、安倍政権のやり方はおかしいという思いと、日本共産党への期待、信頼が広がっていることを感じました。
大局的情勢に確信を持ち、戦争法案阻止、安倍暴走政治の転換へ、引き続きがんばる決意です。