「高橋源一郎×SEALDs 民主主義ってなんだ?」「SEALDs 民主主義ってこれだ」を読みました。
すごい!!! 感動の連続!!!
なぜ、こんなに彼らのスピーチに心を揺さぶられるのだろう!?
読み進めると、だんだん納得した。彼らは本気だった。
3.11東日本大震災と原発事故から、原発再稼働反対の運動。そして、秘密保護法阻止の運動、そして、戦争法案阻止の大運動。国会前の集会・デモのあと、学生たちが互いに語り合い、学習し、立ち上がっていく姿。そして、デモでははっきりとおかしいものはおかしいと訴え、学問的な知識とデザインにも優れた運動をし、自分と日本社会の10年、20年先を見据えた運動を目指して活動する姿勢に、彼らの運動が一過性ではなく、日本人の中におかしいことはおかしいと訴える文化を根付かせるものとなったのではないかと感じた。
「なんだ?」の方は、後半、民主主義について歴史的に、学問的に深められるものになっていて、単純にそれ自身として面白い。合わせて、この奥田くんという学生は、(集中して学んだ時期があるみたいだけど)本当によく学び、知っているなと感心する。
「これだ」の方は、メンバーのスピーチ一つ一つに感動してしまう。こちらでは、今後の活動の展望も、少し語られている。
SEALDsのメンバーは、「何度でも終わっていい。また始めるだけ」という表現を何度もしている。とにかく、続けるというのは「すり減っていく」といっていた。確かに、自分自身の民青の活動で、そういう感覚はあった。(民青とSEALDsでは、まったく成り立ちも組織の違うから、比べる意味はないんだけど)おかしいものには、おかしいと、何度でも声をあげていく日本にかわってきた、ということか。
ぜひ一度読んでみてはいかがでしょうか。