夏の参議院選挙後、初めての本格論戦となる臨時国会がスタートしました。参議院選挙で寄せていただいた政治を変えてほしいという願いを背に、一生懸命臨んでいきたいと思います。
参議院本会議で、安倍首相の所信表明演説を聞きました。何というか、自らの悪政も、国民の批判に対する姿勢でも、「はぐらかす」演説だったというのが私の印象でした。
「かつて誰々はこう言った」みたいな話が多くて、具体的な政策は語らない。景気はよくなった、雇用は増えたなど、実態に合わない話。「非正規という言葉をなくしていこう」などと、自ら非正規雇用を増やしてきた責任を投げ捨てた姿勢まであらわにしました。許される態度ではないと思います。
沖縄については、日米同盟が「希望の同盟」だと話して、「その強い信頼関係の下、抑止力を維持しながら沖縄の基地負担軽減に全力を尽くします」と述べた!沖縄の圧倒的な世論を無視して、ヘリパッドや辺野古の新基地を、新たな負担を押し付けているのは、安倍政権ではないか!日本中の怒りが広がっていくことは間違いありません。
開会日ということもあり、国会前では総がかり行動の集会が行われ、私も参加してきました。社民党、日本共産党、民進党、沖縄の風の各党・会派の代表があいさつ。その後、共謀罪の法案提出を許すなと、院内集会も行われ参加してきました。この国会の大きな仕事には、国会内の論戦とともに、市民と野党の共同を発展させることもあるのだと、改めて感じています。
安倍首相のはぐらかしの所信表明演説を聞き、市民のみなさんの運動をともにすれば、押しているのは市民と野党の側であることは確信できます。さらに、国民の声を踏みつけにして暴走を繰り返せば、国民との矛盾はもっともっと、もっと広がっていくでしょう。必ず、こういう政治は終わらせることができる。よく学び、この国会に挑んでいきたいと思います。