南アルプスのふもと、自然豊かな大鹿村で、JR東海がリニアのトンネル着工を急ぐ中、大鹿村村民が国会内で、国土交通省、環境省に申し入れ。自然が壊され、数々の工事施設とともに、1日最大1,736台もの工事車両が通行し、工事が始まれば大鹿村は「一大工事プラント」と化すと、「村の生活を犠牲にしないで」「工事認可の取り消しを」と申し入れ書を手渡し。
要請では、JR東海が、1日の工事着工を前提に、住民説明会で「住民理解がなされたかはJRが判断する」と横暴な態度を続けていることが訴えられ、「JR東海を指導して」と要求。また村内の工事車両通行を減らすことを口実に、工事の残土置き場を、村内の過去に大規模災害の起こった河川敷や、登山者の宿泊施設の建設が予定されていた場所につくられようとしていることが訴えられ、「調査すべき」と訴えました。国土交通省は「JR東海に伝える」と回答。同席した穀田恵二衆院議員は「いつも伝えると言って、どうなったか聞いたことがない。どうなったか回答すべき」と追及。本村伸子衆院議員も「JRの回答を後日伝えるように」と迫り、国交省は後日事務所に連絡すると答えました。
参院本会議があり、同席できなかった武田良介参院議員が、終了後に駆けつけ、あいさつ懇談しました。要請には市田忠義、山添拓両参院議員の秘書も同席しました。(スタッフ)
赤旗記事→「リニア問題 トンネル着工やめよ/長野・大鹿の「会」 国に指導求める」