県民教育署名を受け取ったあと、静岡市へ。
公共事業チェックの会の活動で、「リニア中央新幹線」のトンネル工事によって、大井川の水が毎秒2トン減る問題では静岡県当局からヒアリングしてきました。
県は、リスクの推定上の不確実性が高いことを認識した上で、リスクをいかに適切に管理するかが、環境影響評価の本質だと指摘。
実現象の単純化による不確実性、解析に用いる諸係数の推定上の不確実性。2つの不確実性があると。
南アルプスに穴をあけるかつて経験のないトンネル工事、土かぶり1400mというトンネル工事に、どんなリスクがあるか簡単に計れるはずもありません。
しかも、解析に用いる係数を弾き出すための土質調査は、静岡の現地のものではなく、山梨県のものを使って弾き出したとのこと。科学的でも何でもない。
仮にもアセスを通したというけども、手続きを踏めばよいってもんではありません。
そもそも、国家的プロジェクト。国は「民間の事業だから」というが財投も3兆円。国が知らぬ存ぜぬは通らない。