活動日誌

台風19号千曲川災害検証シンポでご挨拶

台風19号千曲川災害検証シンポジウム
2/16長野市東部文化ホールで開催された。
今朝のしんぶん赤旗、地元紙も報道。

大熊孝・新潟大名誉教授、嶋津暉之・水源開発問題全国連絡会共同代表、上野鉄男・国土問題研究会理事長のパネリスト3人の共通した認識は、千曲川の河床が上昇しており、流下能力が落ちたとの指摘だった。だからこそ、堤防を越水し、越流による決壊が発生した。

対策として、アーマーレビー工法と言われる堤防強化を、かつて国土交通省は推奨した時期があるが、一転これをやめ、ダム建設に走ってきた現実が指摘された。治水プロジェクトのなかで、川裏側を覆いきらない堤防強化策が説明されており、これではならないとの指摘。

地元の被災者された方からも発言。
「治山も含めて治水対策を」「砂利が大量に出たことの究明を」「元々の遊水地に団地を造成してきた経過」「決壊しない堤防を」などの発言が相次いだ。

今回の災害は、人災でしょう!という声をたくさん聞いてきた。被災者のみなさんの立場からの検証をさらにすすめたい。

次は、2/29長野市篠ノ井グリーンパレスにて、第2弾のシンポジウムを開催。

しんぶん赤旗記事→決壊に強い堤防造って 千曲川被災者「国は検証を」 共産党、長野で水害シンポ 武田議員参加