活動日誌

新型コロナから国民の命・暮らしを守るために

 新型コロナウィルス対策をめぐって、日本中が大混乱です。政府の新型コロナウィルス感染症対策本部が、全国一斉休校要請したのです。私にも「安倍晋三の無責任発言が腹立ちます!(中三の担任より)」「仕事を休めないのに子どもを誰が見るのか」「非正規労働者が雇用の調整弁として解雇されてしまう」などの声が次々に寄せられました。

 我が家にも、小学校四年生、二年生の子どもがいます。長野市では、三月二日は登校し、三月三日から休校とするそうです。親が子どもの面倒をみられない家庭は、児童センターは放課後児童クラブに通います。

 安倍首相は二月二十九日に記者会見を行いましたが、「なぜ全国一律の休校なのか」という疑問に応えるものではありませんでした。いまでも学童保育は手一杯ですし、いつもより多い子どもたちを、学校より狭いところに詰め込むなど感染症対策に逆行します。雇用についても、フリーランスの方は雇用調整助成金の対象外ですし、「多様な働き方」のもと生活が脅かされています。

 いま必要なことは、財源を伴う具体的な医療体制、検査態勢、休業補償です。衆議院では、新型コロナウィルス対策予算が一円も含まれない来年度予算案が可決しましたが、日本共産党はじめ野党は予算の組み替え動議を提案しました。国会でも専門家を招いた議論を行い、国民の命や暮らしを守れるよう全力を尽くすべきときです。

(しんぶん赤旗「ともに歩む」掲載)