昨年の台風19号災害で、千曲川が決壊し被災された長野市長沼のみなさんと懇談、決壊部の現地視察を行いました。
決壊部は被覆型で堤防がつくられ、前回来たときには見えていたブロックマットなどは見えず芝が植えられています。仮設の堤防も撤去されています。今後、堤防は県道としてつかわれるため舗装がされていました。
今年の7月豪雨では再び、高水敷の上、約2mの水が使ったとのこと。「今年も台風が来るだろう」--長沼のみなさんの不安は大きなものがあります。
河川堤防に関しては●立ヶ花狭窄部の開削、●堤防のかさ上げ、●高水敷の堆積土砂を可能なところから除去などの声をお聞きしました。
また長野市が示す復興計画案についても、防災ステーションの建設、復興公営住宅の建設などは、「住民の議論は何もされておらず当然、合意もない。」との声。「高床式の住宅をたてるなら補助金が出るようにしてくれれば長沼に住み続けられるが‥。公費解体のあとどうするか、ものすごく悩んでいる」との声も。
この間の全国の被災者の要求が次々と新しい支援策につながっていること、堤防についても被覆型にさせたことなどを確信に、「市が被災者の声にこたえるよう働きかけを強めよう」とお話し、参加のみなさんからも、「あきらめないことだ。ここが踏ん張りどころ」といっていただく方も。
引き続き、被災されたみなさんの声を聞いて国に届けていきたいし、ともに運動をすすめたい。