活動日誌

中部電力武豊火力発電所調査

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中部電力武豊火力発電所を視察。ここは、これまで石油を燃料に火力発電をしてきましたが、現在はこれを廃止しており、今度、石炭による火力発電所の運転を計画して、現在アセス手続き中です。
石油より、もちろんLNG より、二酸化炭素をたくさん出す石炭火力は、昨年のパリ協定に示された排出削減の方向にも反するものです。国際的には脱炭素の流れがあり、経済的リスクも指摘されているなかでの建設です。
現場では排出された2~4号炉の煙突の撤去作業が行われていました。

いくつか問題意識にのぼることも…。
中部電力は、新規建設ではなく、石油から、最新型の環境影響の少ない石炭火力へのリプレースなのだ、といいますが、廃止して現在動いていないものを作るわけですから(だいたい電気は足りてる)、改善されるリプレース計画といってよいのか?

二酸化炭素は、200万トン増加すると、中部電力自身が認めているわけです。石油や太陽や原発など、多彩な電源で安定供給を、経済的にコストを考えても石炭は必要、総合的な判断だ、ということをいいますが、本当に総合的に考えたら、再エネに進まないのか?

二酸化炭素の他にも大気汚染物質は多々ありますし、温排水による海水温上昇で、シャコやあさり、海苔などに影響が心配されていますが、「影響は少ない」。漁業者の実感は違うのではないか?

中部電力からの説明を聞いたあと、中部環境を守る会市民の方や大学の先生から、武豊の計画の懸念や環境アセスメントの問題点についてもお話を聞きました。

撤去公示についてはアセスを経ているのか、また温排水の影響は少ないというが、すでに碧南火力によって海水温が3℃上がっているという指摘もあるなど、様々な問題点も。

世界的な温暖化対策の問題も、そして地域の方への汚染と健康被害、漁業に与える影響はどうなのかなど、本質的な問題に、環境行政はどう向き合うのか。大事な問題です。