活動日誌

球磨村・人吉市の豪雨被災地を視察―参院災害対策特別委員会

   台風10号で被害に合われた方にお見舞い申し上げます。9日、参議院災害対策特別委員会は、かねてから日程化されていた7月豪雨の被災地であります球磨村、人吉市へ視察に伺いました。
コロナ禍のもとであること、台風10号の接近が予想されたことから、実際に被災地へ行くことについて、慎重に議論を重ねてきましたが、現地で「全国に忘れられていないか」との言葉を聞きました。
 昨年の長野でも同じ思いがありましたし、様々な配慮はしながら、被災地の声を聞くことは大切であると思います。
 球磨村は、渡小学校や千寿園で黙祷。まだまだ癒えない被災の爪痕がありました。日吉盆地から山間の狭窄部に入る地域であり、河川整備の願いは切実です。
 懇談でも、松谷浩一球磨村長、松岡隼人人吉市長から「根本である河川整備について、安全安心に向けた検証と抜本的な治水対策を」と共通して求められました。
 私から、昨年の台風19号で被災した長野市では、まさに河川整備とまちづくりの間で被災者は悩んでいることをお話し、課題を共通認識にするとこができました。
 木造建設型仮設住宅について、熊本県の田嶋徹副知事は「東日本大震災で被災された東北から学び、熊本地震の際に木造建設型を取り入れた。今回はさらに研究して、瓦屋根、床の段差解消、洗濯機は家の中に設置できるようにさらに改善した。期間が過ぎても安く払い下げるなどして活用し続けることができる」と説明されました。
 日本共産党が被災地で、国会で繰り返し求めてきたことに対して、「国の支援が進んだ点だ」「その方がいいよね」とみなさん語っておられました。
 どの被災地にいっても、心が痛みます。同時に、苦しいけど何とか支え合おう、すぐに元気になれなくても少しずつ力を出そう、今後も起こるであろう災害に対していまこそ頑張ろうと、災害に立ち向かう方々の姿に励まされます。私もがんばります。